『三国志』横山光輝 19巻 呉国の暗雲

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基本情報

作者  横山光輝

出版  1980年

出版社 潮出版社

目次 

  • 汝南の古城
  • 主従再会
  • 三浪人の復讐
  • 于吉老人
  • 孫策の最期

あらすじ

五つの関を突破した関羽は義弟張飛が汝南の古城にいることを知る。曹操に寝返ったと勘違いしていた張飛は関羽に斬りかかるが誤解は解ける。劉備は兄弟が生きていることを知ると、荊州の劉表を味方につけることを口実に袁紹の下を離れる。三兄弟は再会し、関平・趙雲も配下となる。このころ、江東では孫策が曹操に内通した太守を殺害するが、その復讐にあい大怪我を負う。治りかけていたころ、城下に仙人と呼ばれる于吉が現れる。国の害となるとして孫策は于吉を殺すが、その幻影は孫策を苦しめた。孫策は弟の孫権に後事を託し27歳の生涯を閉じる。

登場人物

関羽・張飛・周倉・蔡陽・劉備・袁紹・郭図・関定・関寧・関平・趙雲・許貢・孫策・華佗・蒋林・于吉・大喬・孫権

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印象的な場面

劉備「どんな山海の珍味もひとりで食べるとまずいがこうして心許した者と食べると格別の味だ」(p69)

孫策「一匹の毒蛾は数千の卵を生み数千の卵は数十万の毒蛾となりところかまわず飛び回る その害はかぎりのないものとなる」「根拠のないでたらめなことばが国中にみちあふれおかしな祭りがはやるようになるともうその国はおしまいだ」(p134)

感想

張飛のように話を聞かずに思い込んだら決めつける人は結構多い。確認したり、それまでの生き方を踏まえれば、「あれ」と立ち止まれるはずなのに。ただ張飛は間違いだとわかると素直に謝るのはさすが。孫策についてはそもそも警戒心が薄すぎるでしょう。短期間のうちに多くの人間を倒しているのだから、家臣もチェックしないのが不思議。于吉については作中では民衆思いの立派な人間として描かれているからそれを前提にすると、権力者はどの時代どの国にあってもこういう人間は弾圧している気がする。殺すかどうかは別にして。

【三行でまとめてみた】横山光輝三国志18巻【888回】