【絵本】『明日死ぬかもしれないから今お伝えします』サトウヒロシ

基本情報

作者  サトウヒロシ

出版  2016年

出版社 ごきげんビジネス出版

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内容

死神に明日までの命と伝えられた夫が妻に残す手紙。

感想

チープ。ただそれに尽きる。今まで読んだ絵本の中でレビューが圧倒的に多い。もちろん、普段言葉にしていないことを言葉にすることの大切さ、当たり前になって感謝できていないことを見つめなおすなど、いい点をあげようと思えばあげられる。しかし、この夫、子どもの事に全く触れない。「子供たちの面倒をみてくれてありがとう」と言っているから子供はいる。しかも複数。妻への感謝をずっと口にしているが、全部自分にしてくれたことのみ。あまりに情けない。子どものことも考えない、働き手がなくなって大変になることも考えない、ただただ自分のことしか考えない夫が、死ななかったら末永く幸せに暮らせるのか?また明日死ぬという前提でこんな自分の事しか触れない夫の手紙で泣く妻も大概である。妻の誕生日に普段言えない感謝を伝えました!じゃないんだし。

こんなものに感動する人間は、自分の子どもを家に放置して男に会いにいき子供を餓死させた親のことをどうとらえるのか。子どものことを全く抜きにすれば、たとえば人生疲れている女性を励ます優しい彼氏であったり、それで癒されてまた明日頑張ると決意する女性などいくらでも美談をつくれそうである。現実は知らないが、仮に二人の間でいくらでも美しいストーリーがあったとして、子どもを放置しているという一点において、ただの無責任な自己中心的な話なのである。

夫としての側面のみで子どもに全く触れない。あまりにも無責任なバカ親の話。