『三国志』横山光輝 20巻 凶馬と玄徳 

基本情報

作者  横山光輝

出版  1980年

出版社 潮出版社

目次 

  • 江夏の乱
  • 凶馬
  • 檀溪を跳ぶ
  • 水鏡先生
  • 浪士単福

あらすじ

官渡の戦いで大勝利をおさめた曹操はその後数年かけて袁一族を完全に滅ぼし河北の統一を成し遂げた。天下統一を目指す曹操は、南方進出を行うのは時間の問題であった。劉備一行は劉表の下に身を寄せていたが、存在を快く思わない蔡瑁は劉備を暗殺しようとする。命からがら逃げ延びた劉備は水鏡先生と出会い、智謀の配下が必要であると痛感する。そんなとき、謎の浪人単福と出会う。軍師として迎えられた単福は、曹仁率いる2万5千の大軍をわずか2000の兵で打ち破る。

登場人物

曹操・孫権・劉備・劉表・関羽・張飛・趙雲・張虎・陳生・蔡瑁・蔡夫人・蒯越・伊籍・阿斗(劉禅)・劉琦・文聘・王威・司馬徽(水鏡)・単福・孫乾・曹仁・李典・呂曠・呂翔

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印象的な場面

劉備「この数年間わしはいったいなにをしていたのだ」(p108)

水鏡「あなたはそうやってすぐ家来をかばいなさる」「君臣の情においては美しゅう見えまするが立派な君主というものはそれだけではだめでしょう」「君主というものは家来を一団体としてみなければなりますまい」「自分自身をくわえなにかか欠けていないか なにか不足してないかをつかまえなければなりません」(p118~9)

感想

よくいわれるが横山光輝三国志では官渡の戦いという非常に大きな戦いがカットされている。髀肉の嘆のころになってようやく劉備は智謀の士を求めるようになる。出会ってすぐの単福にいきなり立場を与え実際に活躍させるのは、やはり劉備の人を見る目は確かであるということ。他人を的確に評価し、適材適所に配置するというのは相当難しいことである。

【三行でまとめてみた】横山光輝三国志20巻【888回】