【絵本】『おかあさん いっしょに お茶のも』なかたなひ

基本情報

作者  なかたなひ

出版  2019年

出版社 ミユノゲリダ文庫

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内容

子育て中のお母さんが、花に愚痴をこぼして励まされる話。

感想

私は女性ではないので、お母さんの苦労は絶対にわからない。それを前提に感想を述べる。本書では一般のお母さんが抱くであろう悩みを季節の植物に話しかけ、植物からポジティブな答えを受け取るという流れで進む。作者が世の中のお母さんに共感し少しでも励ませたらという思いはよくわかる。また、こういう本書の主人公のような女性がいることもよくわかる。しかし、最後まで読んでもこの主人公はずっと愚痴ばかりである。それがありのままの心だとしても、ネガティブな言葉だけでずっと続いてゆく。唯一能動的に「わたしもおしごとしてみよか」と思った時には、ポプラに否定されるし(笑)。

季節は移ろい、子どもも育っているならば、少しくらいの成長をみせてもよかったのではなかろうか。桜は満開で終わったが、ずっとどんよりした雲の下にいるまま読了した。ていうか、一人くらい友だちおらんのかい!

これは無粋だが三度も主人公を言葉で励ました桜が「わたしにはがんばれとはげます口がない」というのは、まあそうだけどさとなる。