【絵本】『いちばんぼしをとりに行くぞう』石原かおり

基本情報

作者  石原かおり

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内容

タイトル通り。

感想

ピンポイントでとれるんかい!(笑)というのが一番の感想で笑えるところでもある。しかし、この話は色々と示唆的でいい話だと思う。

いちばんぼしをとりにいくというのは、色々な解釈ができると思うが、私は自らの分野でのトップを目指す行為であると読んだ。誰だったかは忘れたが、豊臣秀吉について、秀吉はどんな時でもその道の一番になろうと努力し、ついには日本一の武将となったと評していたのを記憶する。実際になれるかどうかは別にして、どうせやるならその分野のトップを目指す気概を持った生き方のほうが自分のためにもなると思う。いちばんぼしを目指すというのはそのように読める。

また、うさぎさんもとりさんも挑戦したが一番星をとることはできなかった。それに対して、この物語で一番星を獲得できたのはゾウさん個人の力ではなく、どこからともなくあらわれた(笑)多くのゾウさんとの協力によるものである。ここも個人の力の限界と協力することでその力は何倍にもなるという読み方ができる。

要約すれば、トップを目指し必死で戦う中、個の力では達成できなかったことを、友人たちと協力することによって目標を達成でき、同時に目的であった友だちも得ることができた!やったね!

というわけで、この話は色々と子どもに残せる話でいいと思う。最初は主人公のゾウさんの表情の変わらなさが気になったが、友だちほしいと願うくらいだからコミュニケーション不足で表情が硬いことを表現したのだろう。

個人的には、トリさんがお気に入り。