【小説】『豊臣家の人々』司馬遼太郎

基本情報

作者  司馬遼太郎

出版  昭和46年

出版社 角川書店

スポンサーリンク

目次

  • 第一話 殺生関白
  • 第二話 金吾中納言
  • 第三話 宇喜多秀家
  • 第四話 北ノ政所
  • 第五話 大和大納言
  • 第六話 駿河御前
  • 第七話 結城秀康
  • 第八話 八条宮
  • 第九話 淀殿・その子
  • 解説 江藤文夫

ざっくり内容

豊臣秀次・小早川秀秋・宇喜多秀家・ねね・豊臣秀長・旭・結城秀康・八条宮・淀・秀頼についての書き物。

印象的な場面

「宮門の警備隊長であり、金革を鎧って門をまもるというところから『金吾』という称が出たのであろう」(p55)

「要件には二人でゆくのが日本人の風習である。たがいに後日の証人になりあうためであろう」(p71)

「親切はほどほどよりもいっそ徹底しているほうがいいということもこの男(秀吉)は知っていた。」(p105)

感想

司馬遼太郎の本には、「史上これほどの〇〇はないであろう」という趣旨の表現がよく出てくる気がする。実際にそうなのかもしれないが。

家康は残忍。秀吉は晩年耄碌した。秀次やねね、淀殿の北近江閥についてはいろいろな説があるが、ここで描かれているのが一般的な説であろう。秀次についても近年かどうかはわからないが、殺すつもりはなかったなどの色々な説がある。秀次についてはたしかに切腹という体面を認める処置を取っておきながら残されたものを悉く誅殺しているちぐはぐさなどがある。