『三国志』横山光輝 34巻 落鳳坡の衝撃

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基本情報

作者  横山光輝

出版  1983年

出版社 潮出版社

目次 

  • 武人の護り
  • 紫虚上人
  • 抜け駆け
  • 湖の底
  • 落鳳坡
  • 引き潮
  • 破軍星
  • 草刈り
  • 誘引の計

あらすじ

張松の裏切りを知った劉璋は劉備を討つため、高沛・楊懐の策を用いるが劉備・龐統に見破られ殺される。劉璋は要害を固め、劉備は魏延・黄忠を先陣に進攻を開始する。だが、落鳳坡にて龐統が待ち伏せに遭い討死。劉備は荊州に援軍を求め、関羽を留守に孔明・張飛・趙雲が蜀へ出陣する。その頃、劉備は敵に夜襲をかけ大勝をおさめていたがこれは張任の計略であった。劉備は張任に追い詰められ命は風前の灯火であった。

登場人物

劉璋・張粛・張松・楊懐・高沛・劉備・龐統・黄忠・魏延・関平・劉封・劉璝・冷苞・張任・鄧賢・紫虚上人・劉循・呉懿・呉蘭・雷銅・孟達・霍峻・彭羕・馬良・孔明・関羽・張飛・趙雲・厳顔

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印象的な場面

この時龐統に嫉妬に似た感情が起こった。そして孔明はこの龐統が蜀で大成功を収めてしまいそうな形勢を見てひそかにねたんでいるのではないかと思った(p114)

孔明「将軍よ 一国の大事をつかさどる者が軽々しく死ぬなどと申してはならぬ」(p155)

感想

龐統が死んでしまった。龐統が生きていればというのは蜀好きなら誰もが思うこと。龐統は蜀攻めに際して劉備に大義の為に小さな感情を捨てるよう何度も言っていたが、龐統自身も一瞬大義よりも嫉妬という感情に目を曇らされたか。嫉妬は恐ろしい。どんな世界でも相対的だから、優秀な人たちの中でも嫉妬は存在する。

こうして荊州は関羽が守ることになった。孔明は関羽に曹操・孫権が同時に攻めてきた場合は、北は曹操を防ぎ、東は孫権と和す、ように伝えている。劉備軍一の名将である関羽はしかしこの言葉を守らない。守っていればというのも蜀好きが思うこと。

横山光輝三国志34巻【三行でまとめてみた】【888回】