『三国志』横山光輝 53巻 陳倉の戦い

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基本情報

作者  横山光輝

出版  1987年

出版社 潮出版社

目次 

  • 馬謖を斬る
  • 丞相を辞す
  • 三路を行く
  • 石亭の合戦
  • 後出師表
  • 陳倉攻め
  • 猛将王双
  • 再度祁山へ

あらすじ

殿となった趙雲の活躍もあり蜀軍は無事に撤退。法を正すため、孔明は泣いて馬謖を斬る。この頃呉では、蜀との同盟の条約により、曹休相手に戦を仕掛ける。周魴の偽降の計で呉軍は大勝する。呉の勝利によりこれまで軍の調練に余念のなかった孔明は第二次北伐を開始する。だが直前に趙雲が病死してしまう。魏では司馬懿が孔明の来襲を予測し陳倉に城を築く。孔明は司馬懿の予想通り陳倉を攻めるが、郝昭がよく守り落とせなかった。援軍として来た曹真の部将王双は、蜀の武将二人を斬り張嶷を負傷させた。そんな曹真の下に姜維から投降の使者が訪れる。

登場人物

孔明・趙雲・鄧芝・王平・馬謖・蒋琬・関興・張苞・魏延・曹叡・司馬懿・孫資・郝昭・曹休・賈逵・周魴・孫権・陸遜・徐盛・張普・薛喬・朱桓・全琮・趙統・趙広・楊儀・曹真・王双・靳祥・謝雄・龔起・張嶷・廖化・李恢・姜維・費耀

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印象的な場面

蒋琬「この国家多難の時になぜ馬謖のような有能な士をお斬りになりまする 国家の損失ではありませぬか」孔明「蒋琬 君のごとき人物がそのようなことを質問するか」「昔孫武がよく天下に勝を制したゆえんは軍法の厳正であったためである 四方の国が争っておる時に軍律をおろそかにして敵を破ることができようか」(p21)

感想

周魴は髪を斬って曹休をだましたが、これは当時の価値観では非難されること。だから曹休も信じたのだろう。勝つためには何でもするの精神。

曹操も配下の将がその人の責任で失敗したときわりとよく首をはねよといって周りが止めるパターンが多かった。その後活躍したこと多数。馬謖は一度の失敗、しかも指揮官としての初陣である。蒋琬が止める理由ももっともなことではあると思う。この後も命令を聞かない武将が出てきて孔明は苦労するが、蜀の人材不足ゆえか。

6巻から登場し活躍してきた趙雲がついに死ぬ。魏延がもう少し我を抑えることができていれば趙雲とそん色なかっただろうに。