『ロスジェネの逆襲』池井戸潤

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基本情報

作者  池井戸潤

出版  2012年

出版社 ダイヤモンド社

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目次

第一章 椅子取りゲーム

第二章 奇襲攻撃

第三章 ホワイトナイト

第四章 舞台裏の道化師たち

第五章 コンゲーム

第六章 電脳人間の憂鬱

第七章 ガチンコ対決

第八章 伏兵の一撃

第九章 ロスジェネの逆襲

あらすじ

東京中央銀行から出向を命じられた主人公は、子会社の証券会社部長となっていた。巨額の買収案件・境遇を嘆く部下・親会社の横やり・責任追及、主人公はこの危機を部下と共にどう乗り越えるのか。

感想

ストーリーそのものは、そんなに大きく驚くようなものではない。この本で作者が言いたかったのは、次の二点なのではないかと思う。

「世の中と戦うというと闇雲な話に聞こえるが、組織と戦うということは、要するに目に見える人間と戦うということなんだよ。それならオレにもできる。間違っていると思うことはとことん間違っているといってきたし、何度も議論で相手を打ち負かしてきた。どんな世代でも、会社という組織にあぐらを掻いている奴は敵だ。内向きの発想で人事にうつつを抜かし、往々にして本来の目的を見失う。そういう奴らが会社を腐らせる」(p159)

「嘆くのは簡単だ」半沢はいった。「世の中を儚み、文句をいったり腐してみたりする―。でもそんなことは誰にだってできる。お前は知らないかもしれないが、いつの世にも、世の中に文句ばかりいっている奴は大勢いるんだ。だけど、果たしてそれになんの意味がある。たとえばお前たちが虐げられた世代なら、どうすればそういう世代が二度とでてこないようになるのか、その答えをさがすべきじゃないか」「‥‥あと十年もすれば、お前たちは社会の真の担い手になる。そのとき、世の中の在り方に疑問を抱いてきたお前たちだからこそ、できる改革があると思う」(p365)

それにしても夜のご飯はいつもおいしそうだ。