『アメリカ名詩選』亀井俊介・川本晧嗣

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基本情報

編者  亀井俊介・川本晧嗣

出版  1993年

出版社 岩波書店

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掲載詩人(掲載順)

  • Bradstreet ブラドストリート
  • Taylor テイラー
  • Freneau フリノー
  • Bryant ブライアント
  • Emerson エマーソン
  • Longfellow ロングフェロー
  • Poe ポー
  • Very ヴェリー
  • Thoreau ソロー
  • Melville メルヴィル
  • Whitman ホイットマン
  • Dickinson ディキンソン
  • Masters マスターズ
  • Robinson ロビンソン
  • Frost フロスト
  • Sandburg サンドバーグ
  • Lindsay リンゼイ
  • Stevens スティーブンス
  • Willams ウィリアムズ
  • Pound パウンド
  • H.D
  • Jeffers ジェフアーズ
  • Moore ムーア
  • T.S Eliot エリオット
  • Ransom ランソム
  • Cummings カミングズ
  • Crane クレイン
  • Roethke レトキー
  • Bishop ビショップ
  • Berryman ベリマン
  • Lowell ローエル
  • Wilbur ウィルバー
  • Simpson シンプソン
  • Bly ブライ
  • Creeley クリーリー
  • Ginsberg ギンズバーグ
  • Ashbery アシュベリー
  • Rich   リッチ
  • Snyder スナイダー
  • Plath プラス

感想

やっぱり、これは受け手の問題で詩についてはぴんと来ないものも多い。ただ、それでも、心を震わせる詩があるのはたしか。不思議。なんというか言語の意味としては同じだから変な文章なのだろうが、ポエマーのポエムはとても受け入れられないものが多いが、詩はまた異なる気がする。この詩集で一番心に響いたものを以下に。

人生讃歌 ロングフェロー

A Psalm of Life
  

What the Heart of the Young Man
  Said to the Psalmist

Tell me not, in mournful numbers,
   life is but an empty dream!―
For the soul is dead that slumbers,
And things are not what they seem.
Life is real ! Life is earnest !
And the grave is not its goal ;
Dust thou art, to dust returnest,
   Was not spoken of the soul.
Not enjoyment, and not sorrow,
   Is our destined end or way ;
But to act, that each tomorrow
   Find us farther than to-day.
Art is long, and Time is fleeting,
   And our hearts, though stout and brave,
Still, like muffled drums, are beating
   Funeral marches to the grave.
In the world's broad field of battle,
   In the bivouac of Life,
Be not like dumb, driven cattle !
   Be a hero in the strife !
Trust no Future, howe'er pleasant !
   Let the dead Past bury its dead !
Act,― act in the living Present !
   Heart within, and God o'erhead !
Lives of great men all remind us
   we can make our lives subline,
And, departing, leave behind us
   Footprints on the sands of time ;
Footprints, that perhaps another,
   Sailing o'er life's solemn main,
A forlorn and shipwrecked brother,
   Seeing, shall take heart again.
Let us, then, be up and doing,
   With a heart for any fate ;
Still achieving, still pursuing,
   Learn to labor and to wait.
人生讃歌
   

若者の心が
   讃歌作者に述べたこと

言わないでくれ、悲しい調べで、
  人生はただ空しい夢だと! ――
眠りこける魂は死んだも同じ、
  ものごとは外見と違うのだから。
人生は現実! 人生は厳粛!
  墓場がそのゴールではない。
汝塵なれば塵に帰るべしとは、
  魂についての汝の教えではない。
歓楽ではない、悲哀ではない、
われらの定められた行路、行く手は。
われらの定めは、活動すること、
  明日ごとに今日よりも進んだ者となるように。
学芸の道は長く、光陰はたちまち過ぎ、
  われらの心臓は、たくましく勇ましくとも、
布をかぶせた太鼓さながら、
  墓場への葬送の曲を打ち続く。
この世の広い戦場で、
人生の野営地で、黙って追い立てられていく家畜であるな!
 断乎戦う勇士であれ!
未来を頼むな、いかに心地よくとも!
  死にたる過去にはその死にたる者を葬らしめよ!
活動せよ――生きた現在に活動せよ!
  内に勇気、頭上に神をいただいて!
大いなる人々の生涯は教えてくれる、
  われらも生涯を気高くなして、
この世を去る時、時間の砂浜に
  足跡を残していけることを。
その足跡を、あわよくば他の人が、
  人生の厳粛な大海原に船進め
寄るべくなく難破した同胞が、
  目にとめて、勇気を奮い起こすこともあろう。
されば、われら、奮起して励もう、
  いかなる運命にも勇気をもって。
絶えず成し遂げ、絶えず追い求め、
  刻苦してあとは待つことを学ぼう。