『ファクトに基づき、普遍を見出す 世界の正しい捉え方』高橋洋一

基本情報

作者  高橋洋一

出版  2020年

出版社 KADOKAWA

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ざっくりとした内容

自らも巻き込まれた政治家によるフェイクニュース、財務省が自らの為に作り上げたフェイク、報道機関によるフェイク国際関係におけるフェイクなど。ファクトを並べればそれらはフェイクは雲散霧消するが、雰囲気での主張がまかり通っている。また、それ自体ファクトであったとしても、読み方に注意すべきことをいくつか挙げて解説。そのうえでの具体的な提案や予測など。

感想

事実と真実は違う。詐欺師はたいてい表面的には魅力的で優しいことをいう。その事実をもって真実優しいという人はいない。清純そうなアイドルは清純そうなだけで清純ではないのと同じ。もちろん、清純そうで本当に清純な人もいるのだろうけど。しかし、それ以前に事実でもないことを根拠にでたらめなことを主張する連中が上は国会議員や官僚から下は我々の周りにもいる。私たちが、アジア通貨危機による不況だと認識していたものが、実際には消費増税の影響であることを否定したいためのストーリーだったということは驚いた。

作者について、経歴や実績で言わずもがなであるが、文章を読んだだけでとても頭がいいのだろうということがすぐわかる。非常にわかりやすい。こういう人間を使いこなすことが政治家の力量なのだろうと思う。

一点だけわからないのは、なぜ表紙はラーメン屋の親父みたいな腕組姿なのだろうか。