『三国志』横山光輝 17巻 関羽の苦悶

https://amzn.to/3hhN2KK

基本情報

作者  横山光輝

出版  1979年

出版社 潮出版社

目次 

  • 毒殺計画
  • 徐州落つ
  • 降伏の条件
  • 臣道
  • 白馬の野

あらすじ

董承・吉平による曹操毒殺計画は董承の下男の密告により露見。計画に加担した者の一族郎党は皆殺しとなる。血判状に名を連ねていた劉備を討つため、曹操は出陣。袁紹は子どもが病気であると援軍を拒否し、劉備は敗れ去り袁紹の下に落ちのびる。関羽は劉備が生きていることがわかればすぐに去ることを条件に曹操に降伏。曹操は心をつかもうと様々な贈り物をするが、関羽の心は変わらなかった。子どもの病気が治り、袁紹が出陣。袁紹の猛将顔良の前に曹操軍は総崩れとなるが、関羽が一刀の下に斬り伏せる。

登場人物

吉平・曹操・慶童・董承・劉備・張飛・袁紹・関羽・張遼・夏侯惇・陳珪・陳登・献帝・顔良・魏続・宋謙・文醜

スポンサーリンク

印象的な場面

(曹操が関羽に着物をあげた場面)曹操「関羽よ なぜその着物の上にまたそのボロをまとうのか」関羽「これはわが殿玄徳さまにいただいたものです これを朝夕着たり脱いだりするたびに玄徳さまに会うようでうれしい気持ちをおぼえるのです」(p142)

曹操「(関羽は)なんという忠実な人間だ てらいもない 飾りもない ただ忠義の念しかない」「余も彼のような人物から心服されたい」(p143)

感想

拷問を受けても決して仲間を売らなかった吉平、劉備への忠義の念を貫く関羽。人間の信念・哲学といったものを貫ける人は、その思想の如何にかかわらず尊敬できる。信念を曲げるもっともらしい言い訳はいくらでも見つけることができるし。才徳兼備はなかなかいない。能力ある人は傲慢になりがちだし、心優しい人は力がないことが多い。ところで、密告系は殺そうとしたけど許したとか殺す予定とかをよく見る気がする。韓信の謀反の露見も。

【三行でまとめてみた】横山光輝三国志17巻【888回】